2014年3月29日土曜日

魚眼ボディーキャップレンズBCL-0980で半月間

今月の14日に入手して以来、丸半月、千枚以上に渡って魚眼ボディーキャップレンズBCL-0980を付けたE-PL2だけを使ってきた。
装着状態の外観撮影とiPhoneのカメラでのメモ的撮影以外は本当にこれだけ。
もはや構える前に大体の撮影範囲や上がりがイメージ出来てしまう状態になり、逆に普通の画角に戻れるか不安を感じるようになってきたので、今日は久しぶりにマクロプラナー60mmも持ち出してリハビリしたが、魚眼で全体を抑え、注目したものを望遠マクロで切り取るという組み合わせもなかなか撮りやすい。
今回は半月間使ってきての自分なりの活用方法について書き留めておく。


疑似広角レンズとして

BCL-0980でサンシャイン60展望台から撮影した夜景だが、当然円形に湾曲している。
P3156038
RAWで同時記録していたので、これをPhotoshopでRAWから現像してみる。
その際に、レンズプロファイルとして"Nikon AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED"を指定し、
さらに補正量:ゆがみを112%まで上げる。これで水平線が大分直線に近づく。
ただし112%では周辺が捨てられる量が多くなるので、それを気にするなら多少歪みは残るが補正量100%のままの方がいいかもしれない。
周辺の像は大分引き延ばされて流れるが、いざとなればこうやって魚眼ではない超広角レンズ代わりに使うことも出来る。
P3156038-dev
補正量100%だとこのように軽くタル型が残った形になる。
P3156038-dev2

アートフィルター:ドラマチックトーンとの組み合わせ

魚眼レンズ自体が異様な描写となるが、そこにオリンパス独自のアートフィルター「ドラマチックトーン」を組み合わせると、なかなか非現実的な写真になる。
この組み合わせは気に入っていてついつい使ってしまうのだが、絵がくどくなってしまうのでやり過ぎ注意。
P3246618

P3296922

シビアに細部の描写を気にする時にはこのボディーキャップレンズでもちゃんとピント合わせした方がいいが、それよりもスナップ位置に設定してピントのことは忘れ、構図だけちょっと気にして撮りまくるのがこのレンズらしい使い方だと思う。ピント合わせの時間がゼロになると、スナップの撮り方は自然に変わる(これはどんなに早いオートフォーカスでも「何か違う」のだ)。
E-PL2との組み合わせで使っていて、銀塩のオリンパス・ペンEEの事を何度も思い出した。あれもピント合わせはなしで、露出もプログラムEEのみ。そういえば組み合わせた時の重量もだいたい同じくらいのはずだ。

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