2014年1月20日月曜日

WiFi内蔵SDカード ezShare について

ezShareカードは、メジャーなEye-Fiなどと異なりネット上にもあまり日本語のレポートがないカードなので、自分で使い始めた頃のメモをアップしておく。
元にしたのは使い始めた2013/4頃のメモなので、アプリなどについては現在は情勢が変わっている部分があると思う。

ezShareは、カード側が無線の親機になりカード内の画像に外部の携帯端末やPCからアクセス出来る、Eye-Fiのダイレクトモードや東芝FlashAirに近いタイプのWiFi SDカード。他の同種のカードにない特徴として、カード側にある物理的なスイッチで無線機能をON/OFFできるのが特徴。
カード端に見えているスライドスイッチが無線のON/OFF用

付属の取説は簡体字中文と英語だけだが、必要な情報はSSID、無線パスワード、管理パスワードの初期値くらいなので問題ない。
カードへのアクセスには、カードにWiFiで接続後に、ブラウザか専用アプリを使用する。
Eye-Fiと異なり、初期設定にPCがいらないのがありがたい(ちなみに私の職場のネットワーク環境はEye-Fiの初期設定が出来ないくらいセキュリティが厳しい)。

ブラウザからアクセスする場合には、URLとして'ez'の二文字でカード内の画像一覧画面にアクセスでき、そこから個別画像の表示・ダウンロードが出来る。個別画面からEXIFの表示も可能。

さて専用アプリだが、どうもAndroid版はタブレット機全般に非対応なようで、一番使いたかったgalaxy tabにはインストール出来ず(google playのアプリ個別ページに英語でのクレームがついている所をみるとflickr公式アプリのような日本外しではない様子)

追記:2013/9月?のアップデートでAndroid版アプリはタブレット機にも対応した。

iOS版アプリをiPhone 4Sに入れてみたところ、画像の一覧や一括ダウンロードなどは普通に使える模様。自動ダウンロードも設定出来る。設定画面にはSNS共有の設定もあるのだが、設定出来るのは知らないサイトばかり。twitterもfacebookもflickrも見あたらない。唯一分かるのがWeibo。 ここら辺はアプリのアップデート待ちですね
追記:アプリのアップデートでtwitterやfacebookへの投稿に対応した。後はflickrに対応してくれれば。
また、SSIDやパスワードの変更画面では説明の文字が入力画面上にかぶって見づらいが、iPhone5の縦寸法を前提にしてずれているのかも。
なお、アプリの表示はちゃんと日本語にローカライズされている。

Eye-Fiでは悩まされた消費電力だが、無線ON時にはやはりそれなりに食うらしく、しばらく使っているとカメラのカードスロット付近が熱くなってくる。比較テストはしていないが、加熱の度合いはEye-Fi使用時より早いか?
しかし撮影に専念している時には無線OFFにできるので、他のWiFi対応SDより気が楽。

画像の転送速度は、普段画素数を5Mピクセルに落として使っているE-PL2の場合には「すぐ」という印象だが、30M,40Mの機種ではどうなることか。最大でも16MPまでの機種しか持っていないので検証できないが。

E-PL2との相性は、数ヶ月運用して特に問題なし。Eye-Fiカードとの組み合わせでは何度もカードエラーにより撮ったはずの写真を失ったりカメラがフリーズしたりしたので、これはありがたい。
カードのスイッチによるWiFiのON/OFFだが、これは一度カメラ本体の電源を入れ直さないと反映されない。カメラの電源を切る→カードスロットを開けカードのスイッチ切り替え→カメラの電源ON、という手順が一番安全か。
あと、端末側でezShareに接続してブラウザから参照したままでカードを挿しているカメラの電源が落ちたりすると、端末側は当然それなりにハマることになる。慌てず端末側のWiFi設定をOFFにするか別のアクセスポイントにつなぎ直せばOK。

なお、端末の3G回線によるウェブ接続を維持したままWiFiカード内の画像にアクセスする小技 [ FlashAirが、PQI Air Cardが使いやすくなる!WiFiストレージ接続中でも3G/LTE経由でインターネット通信ができるようにするiOSのWiFi設定  ] は残念ながらezShareカードでは使えない。
これは、仮にIP直指定でカードにアクセスしてもカード内webサーバーが持っているその先のリンクがすべてezShareカードのホスト名を参照しているため。
そのため、カード内の画像を携帯端末からネットにアップするためにはどうしても繋ぎ直しが必要になるのが少々面倒。

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